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生活習慣病

生活習慣病とは

生活習慣病とは
  • 主に過食や偏食、不規則な食事習慣をはじめ、慢性的な運動不足、喫煙や多量の飲酒、ストレスといったことが日頃から続き、それが積み重なっていくことで引き起こされる病気のことを生活習慣病と言います。
  • 代表的な生活習慣病には、高血圧、糖尿病、脂質異常症、高尿酸血症などがありますが、これらの病気は共通して初期症状が出にくいという特徴があります。そのため、知らず知らずのうちに病状を進行させてしまい、やがて動脈硬化を招き、気づいた時にはもとの病気以外に合併症として、脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)や狭心症・心筋梗塞といった重篤な病気を発症し、その時点で初めて気づいたという方も少なくありません。
  • このような状態にならないためには、定期的に健康診断を受けるなどして、生活習慣病に関連する血圧の測定値や血液検査で行われる血糖値、LDLコレステロール値、血清尿酸値を御確認ください。その結果、医師からこれらの数値が異常との指摘を受けたら、一度当院をご受診ください。発症の有無をさらに正確に診断するための診察・検査などを行います。そして、何らかの生活習慣病を発症している、もしくはその予備群であるとの診断結果が出たら、直ちに予防や治療を開始します。
  • 治療は多くの場合、生活習慣の改善から始めていきます。主に食事面でまず食習慣の見直しから着手いたします。また、生活習慣病の原因のひとつである肥満を解消するには運動が効果的なので、習慣化するように取り組んでいきます。メニューについては、息が弾むくらいの有酸素運動(ウォーキングなら1回30分程度)でかまいませんが、継続的に行う必要があります。運動内容につきましては、医師と一度ご相談ください。食事療法や運動療法で改善が難しければ、次に薬物療法も考慮していきます。

主な生活習慣病

高血圧とは

  • 高血圧とは、心臓から血液が動脈などへ送られる際に血管壁にかかる圧力のことを言います。血圧を測定する際は、収取期血圧(最高血圧)と拡張期血圧(最低血圧)の2つの数値を測定しますが、前者が140mmHg以上、もしくは後者が90 mmHg以上という数値が確認されると高血圧と診断されます(診断されるまで何回か同条件下で測定します)。
  • 血圧が高いままの状態でも自覚症状は現れにくいので放置しがちになりますが、これが続くと心臓から血液を送る際に余計な負荷をかける必要があり、そして血管壁は常にダメージを受け続けることになります。それによって動脈硬化を起こしやすくなり、さらに進行すると脳卒中や狭心症・心筋梗塞、腎不全といった重度の合併症を起こすリスクが高くなります。
  • 発症の原因については2つあると言われています。ひとつは日本人の全高血圧患者の9割を占めるとされる原因が特定できない本態性高血圧ですが、現時点では遺伝的要素(高血圧になりやすい体質)に加え、過食や塩分過剰摂取の食生活、肥満、喫煙・飲酒、運動不足などが組み合わさるなどして発症すると考えられています。もうひとつは二次性高血圧と呼ばれるもので、これは他の病気(腎臓病、内分泌異常、睡眠時無呼吸症候群(SAS)など)や薬物の投与(ステロイド薬の長期使用 等)をきっかけとして起きる高血圧になります。

糖尿病とは

  • 血液中にはブドウ糖が含まれていますが、その濃度のことを血糖値と言います。この血糖値が慢性的に高い状態が続く状態を糖尿病と言います。血糖値は健康な状態でも食事や糖分を含んだジュースを飲むなどして上昇するようになりますが、膵臓で作り出されるホルモンの一種であるインスリンが分泌されることで、血糖値は再び元に戻るようになります。つまり糖尿病を発症する患者様は、インスリンの分泌に異常が起きるか、インシュリンの分泌以上に食事を過剰摂取することで血糖値が上がったままの状態になるということです。なお、発症しても痛みというものは現れず、ある程度進行すると、喉が異常に渇く、頻尿・多尿、全身の倦怠感、食事をしても体重が減少するといった症状がみられるようになります。
  • なお糖尿病は2つのタイプがあると言われています。ひとつは1型糖尿病で、これはインスリンを作成する膵臓のβ細胞が自己免疫反応の異常などによって破壊され、インスリンが全く分泌されていない状態です。もうひとつが2型糖尿病でこちらは全糖尿病患者のおよそ95%を占めると言われています。原因は不摂生な生活習慣(過食や不規則な食生活、運動不足、喫煙・多量の飲酒、ストレス、肥満 など)とされ、これが蓄積していくことで膵臓が疲弊し、インスリンの分泌量が不足する、あるいは量が十分でも効きが悪い(作用不足)といったことが起きるようになります。
  • 糖尿病患者様の多くは、発症後も症状がなく、ある程度進行するようになって自覚症状が出るようになるのですが、この頃はかなり進行した状態です。なお自覚症状がなくてもダブついたブドウ糖などによって血管内は損傷を受けるようになり、やがて細小血管から血管障害(合併症)が起きるようになります。とくに細小血管が集中している網膜や腎臓は障害を受けやすく、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害は糖尿病三大合併症と呼ばれています。また、糖尿病は動脈硬化を促進させるので、脳卒中や狭心症・心筋梗塞といった重度な病気を発症させることもあります。

脂質異常症とは

  • 血液中には脂質が含まれていて、その中のLDL(悪玉)コレステロールとトリグリセライド(中性脂肪)の数値が基準よりも高い、もしくはHDL(善玉)コレステロールの数値が基準よりも低いという場合は、脂質異常症と診断されます。なかでも動脈硬化と関連が高いとされるLDLコレステロールが過剰になって、血管内でこれが蓄積されると動脈硬化を招きやすく、さらに進行すると脳卒中や狭心症・心筋梗塞といった重篤な合併症を引き起こすようになります。
  • 脂質異常症も自覚症状がほぼ出ることがないので病状を進行させやすいのが特徴で、多くの方は健診などの結果からLDLコレステロール値など数値の異常を指摘されて気づくケースが大半です。ちなみに脂質異常症と診断される数値につきましては以下の通りです(空腹時の血液検査)。
  1. LDLコレステロール値≧140mg/dL(高LDLコレステロール血症)
  2. 中性脂肪≧150mg/dL(高トリグリセライド血症)
  3. HDLコレステロール値<40mg/dL(低HDLコレステロール血症)
  • このように脂質異常症には3つのタイプがあるわけですが、コレステロールにしても中性脂肪にしても体には必要不可欠なものです。これが過剰になってしまうことで病気を引き起こすようになるのです。同疾患の原因は主に2つあります。ひとつは、遺伝的要因に、高カロリーや高脂肪食中心の食事、慢性的な運動不足、喫煙・飲酒といった不摂生な生活習慣が組み合わさるなどして発症(原発性脂質異常症)するケースです。もうひとつは別の病気(糖尿病、甲状腺機能低下症、腎疾患 など)や薬の使用(ステロイド薬の長期使用)などが原因となって発症する二次性脂質異常症です。
  • なお治療にあたっては、どのタイプであってもLDLコレステロールの数値を下げるようにします。この数値を下げるとHDLコレステロール値やトリグリセライド値も正常化されやすいからです。なお最近はコレステロールを下げる薬の他、中性脂肪(トリグリセライド)を下げる薬も開発され服用出来るようになっています。

診療時間

休診日:日、祝
★15:00~18:00 △9:00~13:00
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診療科目
胃腸科、外科、内科、訪問診療、乳腺科
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